【ペルソナ5S】の物語の裏の意味をギリシャ神話で解説!【ネタバレ考察】

P5Sのソフィアの画像
タイトルペルソナ5スクランブル ザ ファントム ストライカーズ
ジャンルアクションRPG
販売元Atlas
ハードPS4、Switch
発売日2020年2月20日

P5の続編でありP5の後日談を描いた作品。

P5の話から半年後、高校生活最後の夏休みに起こる一夏の物語。
怪盗団たちが新たな事件に巻き込まれ全国各地を巡るお話。

本作は、ターン性RPGからアクションRPGへと変わり、前作プレイヤーが飽きないつくりになっている。

アクションゲームとしてのクオリティも高く満足度の高いゲーム。

また沖縄編では前作にはなかったホラー要素が加わりホラー映画的な演出も散見され、演出面にも新鮮さがある。

僕がプレイした感覚で言うとP5よりプレイボリュームが少ない印象がある。

ところで本作の主人公は主人公(ジョーカー)ではなく新規キャラのソフィアだと思う。

ソフィアの画像

パンドラの画像
P5Sのパンドラの箱

ここまでの解説を理解しているとギリシャ神話と本作との対応が分かる。なのでこの項では本作でペルソナのモチーフとして登場するギリシャ神話に即してソフィアの物語を解説する。

柊アリスの画像
夏芽安吾の画像

すると次のキングである夏芽安吾のあり方にも合点がいく、彼は出版業界が金儲けのため担ぎ上げた神輿であり虚構の存在だった。

そんな夏芽は拝金主義の出版業界にもてあそばれたことに激怒し、そのことをトラウマに虚言を弄して大衆の心をつかみ、EMMAを利用して著書100万部を売り上げた。

昨今は作家もSNSをつかって信者を囲い、本の販売促進にいそしむ時代であり、そうしたリアルタイムな世相をまるのまま反映しているのだろう。

自己愛をこじらせ、信者を囲って自尊心を満たし金と承認欲求を強迫的に満たしてゆく様はまさに現代人のあり方に重なるのではなかろうか。

また三番目のキングである、市長の氷堂鞠子の暴走も昨今のSNS政治やポピュリズムへの風刺があるかもしれない。

ちなみにキングはけっして根っからの悪人としては描かれない。悪人のように嫌な奴として出てくるも、最終的にはやっぱり同じ人間というところがかなり丁寧に描かれている。これは地味にとても大事と思う。
※レッテル貼って全否定を発動する危ない現代人にこの視点は欠かせない

近衛明の画像
高巻杏が励ます画像
喜多川祐介が活を入れる画像
傷つける者傷つけられる者
芸能人
ペア
高巻杏
(怪盗)
柊アリス
(キング)
芸術家
ペア
夏芽安吾
(キング)
喜多川祐介
(怪盗)

コメント

タイトルとURLをコピーしました