失敗しないための本の選び方!自分に最適の本選びのコツ!

こんにちは!うたまるです。

今回は失敗しないための本の選び方を紹介します。
ここでは、年間1200時間を読書についやす読書好きのぼくが実践するオススメの本選びのノウハウを解説します。

この記事を読めば、読む本を適切に選ぶことが可能になるだけでなく、本を適切に選ぶための鑑定眼の鍛え方も分かります。

この記事がオススメの人
  • 読む本の選び方が分からない人
  • 読む本のジャンルもまだ決められていない人
  • 読んできた本がよかったのか迷いがある人
この記事を読む必要が無い人
  • 受験対策の本や資格試験などの本の選び方を知りたい人
  • 読む本の質は問わず、ただ多読するための本選びを考えている人

※この記事は僕個人の経験と価値観による個人的意見であり、本選びや読書の捉え方は人により多様です。なので一つの意見として参考にしてもらえたら幸いです。

本の選び方

本選びの前提として良い本を選ぶには自分なりの基準が必要になります。しかしこの基準は個人的なものなので本を選ぶ具体的な基準というのは読書をすることで育てるしかありません。

また本の選び方には過程があります。
①読む本のジャンル選び、②本のリサーチ、そして本を選んで実際に読み終えたら、③次に読む本を選ぶ(本選びのゴール)。

以上の3つの過程が読書における本選びのプロセスになりますので、このプロセスにそくした説明をしてゆきます。

本選びの力を伸ばすジャンル選び

もし知識を得たり教養を身につけることが読書の目的にあるのなら、どこかのタイミングでメインで読む本のジャンルは1~2つに絞った方がいいです。

また純粋な娯楽目的で小説などを読む場合でもメインで読む本はある段階で特定のジャンルに絞ってみると、比較的に物語の理解が深まる傾向があると考えられます。

よく教養を身につけたり賢くなろうとして、ジャンル無関係に有名どころの古典を乱読する人がいますが、これはあまりおすすめしません。

もちろん、自分の好みの本のジャンルや特徴が分からない人は最初のうちはいろんな分野の本を読んで自分の好みを知る必要があります。
しかし、いつまでも自分が専門に読むジャンルが定まらないようでは本選びの力が育ちにくくなります。

たとえば、自分の好みにあうワインを選ぶとき、ワイン専門のソムリエと、お酒全般に広く浅く詳しい人、どちらに相談するかというのと同じことです。

つまり自分自身が特定のジャンルに詳しくなるほど、舌が肥えて本当に良い本かどうかを正確に判断し、確実な本選びができるようになるということです。
一つのジャンルを読み込むと、場合によってはタイトルを見ただけで、どういう内容か見当がつくようにもなってきます。

そもそもあまり詳しくないジャンルの本を読んでも、その本の内容がどれくらい妥当なのかの判断さえつかないこともあります。これでは次に読む本を選ぶのもおぼつきません。

なので、もし多ジャンル読みをする場合はメインで読むジャンルを決めておいて、メインの読書とそれ以外とを分けることをおすすめします。

このように言うと、ワンジャンルに絞ると専門馬鹿になると考える人がいるかもしれません。しかし、それは間違いです。
じつは一つのジャンルを深めようとすると、近縁のジャンルの本も読まねばならなくなり、最終的には多ジャンルの本を読むことになります。

たとえば僕は臨床心理学でも深層心理学や現存在分析という限られたジャンルを専門に読んでいますが、これら心理学を理解するために多くのジャンルの本を読んでいます。

こうした心理学の限られた分野を理解するにも西洋哲学、東洋哲学、神学、文化人類学、構造主義言語学、生物学、小説、現代評論、歴史など多くのジャンルの本を読む必要があり、心理学の本だけを読んでいれば理解できるというものではないのです。

したがってワンジャンルに決めて知識を深めることと多ジャンルにむかって知識を広げることはつながっています。

しかし逆に専門のジャンルを決めず、無秩序な多ジャンル読みだけをしてしまうと知識を深める必要が無いので比較的に知識が深まりにくい傾向があります。


ジャンルの選び方

ここでは、これから読む本のジャンルさえ、まだ決まっていない人がジャンルを選ぶための方法を紹介します。

読書をしようとしているなら、ジャンルは決まってなくとも、読書の目的は決まっているかと思います。
そして大半の人が、何らかの知識や教養を得て自己成長するか、単純な趣味や娯楽のためという二つの目的のどちらか、ないしは両方が目的になるだろうと思います。
(どっちでもないという人はこの項目は読み飛ばしてください。)

なのでここでは、教養と娯楽の二つを目的とした場合のジャンル選びの方法を取り上げます。

ジャンル選びのポイントは、自分が少しでも興味のあるものがあれば、それに関連したジャンルの本を選ぶことです。
たとえば、アニメが好きなら、アニメ脚本などに関連する物語論や深層心理学といったジャンルが候補になるわけです。

このように言うと、とくに興味があるものがないという人もいるかもしれません。
そういう人は最初は特定のジャンルにとらわれず小説を含め多くの学問書や古典を読むことをおすすめします。

そしていろんな本を読むうちに、これだと思う本が見つかったら、その本と同じジャンルの本をメインで読むジャンルに決定すると失敗は少ないはずです。


本のリサーチの仕方

読書歴の浅いうちは、本のリサーチはアマゾンや読書メーターなどのレビューを中心に調査することをおすすめします。

ネットでのリサーチ:5つのポイント

ポイント①:ネットレビューの調査では平均評価点ではなく、ちゃんとレビューに書かれている内容を読むことが重要です。ジャンルにもよるかもしれませんが、平均点はまったくあてになりません。

また一つのレビュー単体ではまるで信頼性がないので、しっかりと多くのレビューを読み、慎重に吟味すると失敗は少ないです。

ポイント②:ネットレビューに頼る手法の欠点はレビューの数の少ない本ではレビューが参考にならないことです。なので最初のうちはレビュー数が少なくとも10以上はある書籍をリサーチする本の候補にするのをおすすめします。

ポイント③:ネットレビューサイトでは人気インフルエンサーなどがゴーストライターに書かせたタイプの本は軒並み高評価だらけで信頼性が比較的に下がります。

ネットのレビューは、ファンビジネスをしている著者の本については高評価がつきやすいので注意が必要です。そうした本を買う人は、もともとその著者のファンや信者であるため高評価が多くなるようです。

ポイント④:失敗を避けるなら出版から数十年以上たっていて今も評価が高く読者の多いものをリサーチ対象にすると良いでしょう。歴史的な評価の定まった本は信用性が高く外れが少ないはずです。

しかしそうした古典でも、しっかりとレビューを読み自分にとって良い本かを吟味することをおこたってはいけません。

ポイント⑤:レビューの評価が高くて良書でも今の自分が読むには難解すぎてむかないこともあるので、本の難しさはかなり念入りに調査すべきです。

本屋の場合のリサーチ

ところで一般的な議論としては本屋にいって偶然に惹かれた本を選ぶべきという意見もあります。
この意見はアマゾンなどでは、購入履歴などの情報から同じような本だけがオススメされ、新鮮な本との出会いがなくなるという問題意識を前提としているようです。

確かにこの意見は一理ありますが本屋での未知の本との偶然の出会いは極めてリスクが高く、ぼくは本屋でのタイトル衝動買いはまったくオススメしません。

しかし本屋での本選びが悪いわけではありません。ちゃんと立ち読みして内容をチェックしたり、ネットで検索してその本の評価を念入りに調べれば失敗のリスクは小さくなります。

次に読む本の選び方:本選びのゴール

ここでは上記の方法で本を選び満足できる最高の本にたどりついた後で、次に読むべき本を選ぶ方法を紹介します。

読んでみて気に入った著者の他の本や、その著者が引用したりおすすめする本を選ぶと失敗がすくないです。
また自分のお気に入りの著者が共著を出していれば、他方の著者の本を調べる手もあります。

信頼のおける著者さえ見つけることができれば本選びは一気に楽になります。なぜならレビューより著者で選ぶ方が信頼性が高いからです。

本選びでは、どれだけ信頼のおける著者を見つけることができるかがもっとも重要です。
たとえば小説でも村上春樹が好きな人は村上春樹の作品を選べば失敗は少ないでしょうし、論文にしてもそれはまったく変わりません。

また良い著者というのは他の著者の作品をとりあげたり、参考文献にたくさんの良書を載せていることが多いです。そのため一人の最良の著者を見つけることさえできたら、一気に本選びは楽になり、読書の世界は広がります。

ただし、もしあなたのお気に入りの著者が、あまり他の著者への架け橋を用意してくれていない場合は、他に著者を見つける必要があるかもしれません。

まとめ

  • 読む本のジャンルは1~2つに絞る
  • 多ジャンル読みならメインとそれ以外で分ける
  • 興味のあるジャンルの本を選ぶ
  • 本のリサーチは大手のネットレビューがよい
  • リサーチするときはたくさんのレビューを読むこと
  • ネットレビューの平均点はあてにならない
  • レビュー数が少ない本は調査の精度が落ちる
  • ファンビジネス系の著者の本はレビューがあてにならない
  • 出版から数十年以上たっていて今も売れてる本は失敗が少ない
  • 本が自分の実力で読める難易度なのかは徹底調査
  • 本屋で本選びなら立ち読みやネットレビューで調べる
  • 最高の著者が見つかったらその著者が引用・紹介する本を選ぶ

こんかいは以上です。

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